-----------------------------------------------------
ストーリーなどは
「BANDAGE」公式HPをご覧下さい。
まず簡単に感想を言うと・・・
もっと「痛い映画」だと思ってたんです。勝手にね。
だから、そう何度も見れないかなぁ・・・と思ってたんですけど
確かに痛いシーンもあったんだけど
想像していたよりも空気感というか、雰囲気を感じる映画だと思いました。
大切なシーン・・・というか
ナツやアサコ、LANDSのメンバーの一番大事な気持ちを
歌で表現してるようでした。
ま、監督さんによって見せ方、表現方法などのスタイルは千差万別だけど
表情やセリフで表す感情を歌で表現してる感じがした。
個人的に、セリフで主人公の気持ちを知る・・・という形に慣れていたので
新鮮だったかな。
当たり前なんだけど、感情も気持ちも音楽も、目に見えないものなので
受け取る側の解釈がいくつもあっていいっていうか・・・
音楽に巻き込まれた人たちの時代・・・っていうか時間の記録みたいな感じ。
小林武史さんのノスタルジーなのかな?と思いました。
【ノスタルジー】
過ぎ去った時代を懐かしむこと。同義語に懐古・追憶など。
もしかしたら、私自身が90年代の空気とか音楽とかを
何となくでも知ってるからなんだと思うんだけど・・・
音を作る側・表現する側と、売っている人との捉え方の差というか
ま、よくショービジネスを題材にした作品に多いものだと思うんですけど
私自身の原体験がすごくシンクロしてしまったので
90年代という時代設定が加わると、妙に現実味を帯びて感じました。
仁さまが言うほど案外ドロドロしてなくて(笑)
そこは「音楽を生業としている」小林武史さんの「音楽に対する愛情」というか
音楽で人が完全にバラバラにならないように・・・っていう
「希望」みたいな気持ちが感じられるラストでした。
公開初日にこの映画を観終わってから
観終わった時の気持ちを何て表現したらいいのか、ずーっと考えてて
言葉で言い表せなくて悶々としてたんですけど
昨日2回目見て思いました。
これは映画というよりも「ひとつの曲を聞いたんだ」と思うと
すごく納得いくなーって。
歌の歌詞って、全部説明しないじゃないですか?
いかに短いひとことで聞いてる人に伝えるか?ってとこじゃないですか。
言葉と言葉をメロディーに乗せて、聞いてる人それぞれの解釈っていうか。
それ!その感じ。
セリフや出来事を追っても、実際にどうなったのか?
ナツやアサコやユキヤの本当の気持ちって?とか
セリフや行動から全てがわからない。
わからなくても雰囲気というか、何となくわかるような気がする。
この「何となくわかる」っていう感覚が
曲の歌詞を聞いた時の感覚に似てると思いました。
やっぱし『音楽と映画は似てると思った』とおっしゃる
小林監督ならではの展開だなぁと思いました。
そう思うとツッコミどころもたくさんあったんだけど納得したんです。
だってね。
たとえインディーズでも、高校生にマネージャーつとまっちゃうんだー。
仮に一時的にだとしてもね。
インディーズでも、会社なんだからユカリさんの代わりの社員くらい
いるでしょー?
とか。
仁さまも言ってたけど、あそこでアサコ帰さないでしょー?
とか。
しかも、アサコ帰しといて、傷ついて酔っぱらってる時に
1人で歌わねーだろー?(しかも酔ってる割にギター弾けてるし)
とか。
でもね、これも「歌詞の中の出来事」って思うと納得いくんです。
歌の中の話だったら、メロディーに乗ればアリだと思いません?
でも、その歌詞をただ映像化しただけだとリアル感ナシになるんだけど
仁さまがナツを実現化したんだと思う。
ナツ役として
仁さまを見つけた時、小林武史さんと岩井俊二さんは
ガッツポーズしたと思う。絶対に。
仁さまを知らない人が見たら
赤西仁=ナツに思っちゃうよね。
でも
全然違いますよー!ナツは繊細で傷つくのが怖くて、優しい人なんだと思う。
きっとユカリの気持ちもアルミの気持ちもわかるし
自分のことも、音楽のことも、バンドのことも
どこに行ったらいいのかわからなくなっちゃったのね。きっと。
でも、人間的な魅力で引っぱる人だったんだと思うんです。
その魅力みたいなものに引き寄せられてLANDSが出来たんだと思う。
でも、プロとして音楽を続けてゆくのと
第三者の思惑みたいなものも入ってきてしまって
余計にワケわかんなくなっちゃったのね。
売れるとか、売れる音楽とか、誰のための音楽なんだろう?
なんかね。
「僕らの音楽」でラブサイケデリコの男性の方(名前わからん

)が
最近、CDが売れなくてPCでダウンロードされる時代になったって話から
『昔は音楽はタダだったと思うんだけど、お金が関わるようになって・・・
だからまた(ダウンロードされるのは)音楽が元に帰って行くのかな?』・・・みたいなお話をされてたんですね。
※私の「うる覚え(うるる覚え)」なので正確ではありません。
1回目に「BANDAGE」を見た時に、この話が頭の中でグルグルしました。
ヲタビューとしては・・・
ナツが暴れるシーンで、
仁担さんは画面に入って
抱きしめたくなっただろうなぁ・・・と思った。
アサコでは抱えきれないナツを包み込んであげたい・・・と。
個人的には、最後にレコーディングスタジオで歌うナツ!
LANDSアルバムの通常盤のジャケットのシーン。
あまりの美しさに寒気がしました。いやホントに。
こんなに美しい生き物がこの世にいたなんて!と思いました。
美しさに感動して泣けた。
仁さまの美しさを再認識いたしました。
もちろん、他に出演している役者さんも素晴らしかったです。
アルミ役の柴本幸さんやユキヤ役の高良健吾くんは
ミュージシャンにしか見えませんでした。素晴らしい!
リュージ役の金子ノブアキさんは本物のミュージシャンなんだけど
他のドラマや映画でもご活躍ですが、本当に上手いですねぇ。
多才ですねぇ。
アサコ役のきいちゃんも上手かったと思う。
ミハル役の杏ちゃんが、あんなに歌がお上手だと思いませんでした。
絶対吹き替えだと思ってました(汗)ごめんね、杏ちゃん。
実は・・・ここだけの話。
「BANDAGE」関連でキャンペーンしてる
仁さまを見てると
ちょっと・・・って気がしてました。
そう。それは
ジェラシー
メラメラ
お外でお仕事だからこそ・・・なんだろうけど
ウチの子なのにぃー!きー!
・・・なんて感じを勝手に思ってたんですけど
この映画に関われて良かったと思います。
ナツは
仁さましか考えられないから。
でもね。
KAT-TUNのAは1人しかいないんだから
早くお家に帰ってらっしゃい!・・・って気持ちにもなりました。
勝手なファンでごめんね(笑)
なんか・・・
毎度おなじみ断片的であっちこっちに話が飛ぶ感想ですが
これでもまとめた方なので・・・勘弁!←あ、逃げた・・・
前売りがあと1枚ありますから、もう1回じっくり観に行くね
↑ closed ↑